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バギー

バギー

王下七武海の一人。バギー海賊団船長。元ロジャー海賊団見習い。元懸賞金1500万ベリー。

ピエロのような顔立ちをした男。自分の赤くて丸い大きな鼻に大きなコンプレックスを抱いており、鼻を指摘されると激怒する(聞き間違いで怒ることも多い)。卑怯かつ残忍で利己的ながら、派手好きでノリのいい間抜けな一面もある。戦闘力はそれほど高くなく、強敵を前にするとよく逃げ腰になるほど臆病だが、場を盛り上げ煽り立てる才能や後述の経歴により、自分より懸賞金が上であるインペルダウンの脱獄囚たちからはカリスマ扱いされている。笑い声は「ぎゃはははは」。口癖は「ハデに◯◯」。望みは世界中の財宝を手に入れること。誕生日は8月8日(バラバラ=8、8)。

超人系悪魔の実「バラバラの実」の能力者。体をバラバラに分離させることができる「バラバラ人間」。斬撃は一切効かず、一定の範囲なら自由に体のパーツを操れる(ただし足は飛ばせない)。武器には複数のナイフを用いる。大砲好きな海賊として知られ、町1つを消し飛ばせる砲弾「特製バギー玉」を所持する。後に、バギー玉の破壊力を維持したまま小型化した新爆弾「特製マギー玉」を靴に仕込んでいる。

若い頃はロジャー海賊団でシャンクスと共に見習いをしていた。ある夜、シャンクスに後ろから話しかけられた時に驚いて、売ろうとしていた「バラバラの実」を誤って食べ、同時に宝の地図を海に落としてしまった。このことから、今も彼を逆恨みしている。24年前のロジャー処刑後、シャンクスから仲間に誘われるが拒否した。その後、自身の海賊団を旗揚げし、「道化のバギー」の異名を持つ東の海では数少ない1000万越えの海賊として名を馳せていた。

オレンジの町襲撃中、自身が持つ「偉大なる航路」の海図を狙ったルフィと戦うが、ほとんどの体のパーツが分離した状態で吹き飛ばされた。表紙連載『バギー一味冒険記』での大冒険の末、アルビダと手を組み一味と合流し、元の体に戻る。その後、ルフィへの復讐を企みローグタウンでルフィを処刑しようとしたが、落雷により失敗。スモーカーに一時捕らわれるが、嵐に乗じて脱出しルフィを追いかけて「偉大なる航路」に突入する。

「偉大なる航路」突入後、キャプテン・ジョンの宝の洞窟と勘違いして海軍の駐屯所に乗り込んでしまい、逮捕される。インペルダウンLEVEL1に収監されたが、牢から脱出し脱獄する最中ルフィと再会し、成り行きでエース救出を手伝うことになる。獄内で出会ったMr.3と意気投合すると、ルフィらが起こした騒動を利用して脱獄に成功する。その後、ルフィらとともにマリンフォードへ向かう羽目となる。また、隠していた過去の経歴が海軍に知られてしまった。

マリンフォード頂上戦争では、当初怖気づいていたが、白ひげからの要請でエース救出に手を貸す。映像電々虫を探る中ルフィに身代わりにされ、そのままミホークと対決するが、敢えなく敗北。その後世界に映像を中継しようとするも、青雉によって氷付けにされた。白ひげの死後は一目散に逃げ出し、その途中偶然空中で受け止めたルフィとジンベエをローに引き渡した。終戦後、Mr.3や囚人たちを連れ、再び一味と合流した。

新世界編では王下七武海に加盟しており、さらに「海賊派遣組織」の総帥となっている。異名は「千両道化」に変わり、「伝説を生きる男」と称されている。

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