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第10節 新たな契約(前編)

スーブー「母は助かるんですか?!」
看護師「・・・予断を許さない状況です。損傷が激しく・・・」
ターブー「こんな・・どうにかならないの?!!」
看護師「全力で医師が治療にあたっています」
ターブー「・・・・・・・」
スーブー「ターブー、大丈夫?信じて待ちま・・・」
ターブー「契約・・・」
スーブー「?」
ターブー「そうよ!!契約よ!!契約すればお母様は助かる!!!」
スーブー「・・・!!」
ターブー「!あんたが契約した魔女、連れてきて!!」
スーブー「でも、誰を承諾者に・・・」
ターブー「がいるじゃない!」
スーブー「・・そうか・・・!!!」
ターブー「早く!!」
「・・・わかりました、でも・・・居場所は知らないんです」
ターブー「は?!」
「幼い時の出来事で・・・母が連れてきたんだそうですが、どこにいるのか、どうやって居場所を調べたのかも・・・」
スーブー「じゃあ早く探しなさいよ!今お母様に聞くこともできないし。お母様が死んだらあんたのせいよ!」
ウ「(いや、お前らのせいだろ・・・)」
「探してきます!」
ル「おい、お前ら 手伝うぞ」 「ルフィさん、何でそこまで・・・」
ル「、困ってんだろ?サンジ助けてもらったみてェだし、お前いいやつだし、仲間だからな」
ウ「(仲間認識が相変わらず早ェ・・・)」
ブ「居場所がわからないって、普段は隠れているという事でしょうか?」
「はい、魔女は人間嫌いなので・・・見つけられた者はかなり運が良いと言われています」
ナ「これだけいるんだから別れて探した方が得策ね」
ロ「1人じゃ対応できないケースも出てくるかも知れない。2~3人1組で動いた方が良さそうね」
ナ「じゃぁ誰かが魔女を見つけたらわかるように合図する事」
全「「「了解」」」
それぞれが散った。
時間との勝負が始まった。

―ルフィ、ウソップー―
ル「魔女、どこだーーーー!!出てこーーい!!!」
ウ「呼べば出てくるってもんじゃねェだろ・・・」

―ナミ、チョッパー、ブルック―
ナ「何も手がかりなしはキツいわね」
ブ「聞いて回るのがいいかも知れません」
ナ「うーん・・・そうだチョッパー!“契約をしそうな魔女”っていうふうな匂いをかぐのよ!!」
チョ「どんな匂いだよ!!」
ナ「知らないわよ、頑張んなさいよっ!!」
チョ「ええ!!」
ブ「強引ですね・・・」
チョ「(あれ、何か前にもこんな事が・・・)」

―ゾロ、サンジ―
ゾ「何でてめェとなんだ!」
サ「こっちの台詞だ!!てめェが近くにいたからこうなったんだろ!!」
ゾ「ああんっ?!!」
サ「・・と、争ってる場合じゃねェ。とりあえずおれが先導する。お前は道を見るな。おれの背中を追ってただ走れ!」
ゾ「・・・てめェ、いずれぶっ潰してやる」

―ロビン、フランキー、
「本当に皆さんには何と言っていいか・・・」
ロ「それは後。魔女探しが先よ」
フ「何か少しでも情報はねェのか?」
「先程も申し上げましたが魔女はものすごく人嫌いで・・・見つかったら協力はするけれど、自分の居場所は絶対に知られないようにしているんです」
フ「じゃァもし魔女を見つけられない場合は・・・」
「その方の、運が無かったと・・ヴェールでは幻のような存在なんです」 ロ「自分が契約をした時の記憶もないと・・・」
「はい・・幼かったからなのか、重症だったからなのか・・・気がついたら両腕に既にバングルがあったんです」
ロ「幼かったから・・・だとすれば幼くなければいいという事かしら」
「・・?・・・・・!!そうか!そうですね!ある程度の年齢になってから契約した人なら何か覚えているかも!」
ロ「両腕にバングルをしている人を探しましょう」
「1人、心当たりがあります。ここからそう遠くありません!」
一同、しっかりとした目的を見つけて走りだす。

スーブー「ねぇターブー・・・、見つけてきてくれるかしら」
ターブー「わからない。でも、契約してるんだから本気にはなってるでしょ」
スーブー「契約者・・・だからか」
ターブー「・・・じゃなきゃ、あんな仕打ちしてるお母様や私達のために動こうなんて思わないでしょ・・」
スーブー「そうよね・・・」
ターブー「・・・・・・・」

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