ワンピース魂

オリジナルコーナー

第11節 夜明け

空が白み始めた頃、は目覚めた。
正確に言うと、おそらくずっと目覚めていた。
うとうとしかけては昨夜の事を思い出し、またうとうとしかけてはお城へ行く事を思い出し。
一国民の立場で『大変な事があったので次回にしてください』などとは言える訳もない。
いや、言えばあの方々ならわかってくださるだろうけれど。
「も、無理かな・・・起きよ」
眠る事を諦め、ベッドから起き上がる。
「さて・・・」
朝食の準備を始める。いつもと変わらない行動。
だが、作る食事は1人分少ない。
未だ泣きつかれて眠っているスーブーとターブーを起こさぬよう朝食の準備を終え、は外に出た。
いい天気だ。
外の空気を吸い、毎朝1人で来る小さな丘に、いつも通りの足は向いていた。
朝日を浴び、銀髪の髪が風に吹かれキラキラと輝く。
「・・・よしっ!今日も頑張ろー!」
いつもと変わらぬ台詞で、の1日が始まった。

―麦わらの一味―
ル「なァーー、仲間にしよーぜー」
ナ「だから何度言えばわかるのよ!!」
ル「ナミは嫌なのか?が仲間になるの」
ナ「そんな事言ってないでしょ!のこれからの未来を考えなさいよ!っていうかの意志も聞いてないし!」
ル「嫌じゃねェって事だな?んじゃ決めた!!オレはあいつを仲間にする!!」
ロ「ふふふ、強引ね」
ル「そうだ、サンジ!!今日最後にこの国でメシ食ってこうぜ。昼飯!」
フ「話、変わりすぎだろ」
サ「そうだな・・・まだ気になる料理もあるし・・・ナミすゎぁ~ん???」
ナ「それもいいわね、ご飯食べてから行きましょうか」
ゾ「(サニー号でメシでいいだろ・・・めんどくせェ)」
※ じゃんけんでフランキーが負けて船番。ゾロははじめから自分が船番で良いと申し出たが、公平に(ゾロの気持ちは無視)とじゃんけんで決定。

再びヴェールの地に降り立った一行。
ル「よし!の家寄ってこう!」
ナ「あんたねぇ・・・!」
ロ「勧誘は別として、顔を出すのは別にいいんじゃない?」
ナ「そ、そうね。まァ私も会いたいし・・」
ル「よーっし!行くぞーー!!あ、ゾロ!ちゃんとついて来いよ?」
ブ「ヨホホホ」
ゾ「バカにすんじゃねェ!!(何で今回はずっとこんな感じなんだ・・)」

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