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第8節 姉妹の企み(前編)

ターブー「お姉さま・・・どうするの?」
スーブー「どうするって・・・私達が騒いで止められるものじゃないでしょ。お母様だって手のひら返しちゃって」
ターブー「今後に偉そうにされるのなんてごめんよ、何で私達があのコに見下されなくちゃいけないの?多少今よりいい暮らしが出来たとしても私は耐えられないわ!」
スーブー「そりゃ、そうだけどそんな事言ったってどうすれば・・・」
ターブー「が妃になるくらいなら他の全く知らない女がなった方がマシ!」
スーブー「・・・は今どこに?」
ターブー「店に残りの仕込みをしに行くとか言ってたわ。ねェ、仕込み作業って火も使うわよね、お姉さま・・・?」
スーブー「ターブー・・・あなたまさか・・・」
ターブー「お姉さま・・・・・(コクン)」

―マタン店内―
「はぁ、何が何だか・・・」
1日で色々な事が起こりすぎていて、現実なのか夢なのか、状況を冷静に見ることができない。
自分が妃に?シリル様と結婚?考えが全くまとまらないまま、残してきた仕込み作業を続けていた。
店主「?」
「あ、おばさま」
店主「何やってるんだい」
「すみません。仕込み作業が時間までに終えられなくて、残してきたので今・・・」
ドカッ! の腹を蹴り上げる店主。
「うっ・・・」
店主「相変わらずバカだね。明日店なんて営業する訳ないだろう!王家からお呼びがかかってるっていうのに。早く帰って寝ちまいな!」
「はい。すみませんでした」
店主「あ、その小汚い服で明日行くんじゃないよ。スーブーのサイズなら合うだろう、あのコの服、適当なのを見繕って置くからそれを着るんだよ」
「・・・はい」
店主「とっととお行き!!」
「はい、おやすみなさい、おばさま」
店主「(本当にイライラするコだね。まぁ、王家と関わりができるんだ、我慢我慢)」
店主「ふふふふふ、前祝いに1杯空けようかね」

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